Google SERP画面でのサイトリンク表示の仕組みと表示させるコツ

Googleサイトリンク

Googleのサイトリンクとは、ブランド名やビジネス名などの指名検索をした際に、上位表示されたサイトの下に表示される下層リンクが並んだ領域のことを言う。
サイトリンクが表示されることによって、SERP画面の占有率が多くなり、それによりユーザーアクセスを誘導しやすくなるというメリットがある。
できることならGoogle検索結果ページにサイトリンクを表示させたい。
その仕組みと表示させるコツについて解説していく。

サイトリンクとは

このページでいうところのサイトリンクは、リスティング広告で設定するサイトリンク表示オプションではなく、GoogleのOrganic Search(自然検索)で、SERP画面に表示されるものについて解説していく。

サイトリンクとは、例えば自社のWEBサイト名やブランド名で検索した際に、上位サイトのリンクの下に、『会社概要』や『導入実績』『ご注文までの流れ』などが表示された場合の領域、あるいはリンクのことだ。
画面占有率が多くなることによって、ユーザーがアクセスしやすくなり、またユーザーの目的にマッチしたリンクが表示されることによってアクセス数のアップが期待できる。

サイトリンクとは、ウェブの検索結果で 1 つにまとめられた、同じドメインのリンクです。Google では、サイトのリンク構造を解析して、情報を迅速に見つけるために役立つショートカットを検出します。

Google 検索セントラル


以下の画像は、『国土交通省』クエリで検索した場合のサイトリンク表示例だ。
パソコン検索で、自動車、航空、道路、住宅・建築と縦に並んでいる。
各ページタイトルのスニペットに、
『国土交通省のウェブサイトです』との記載がある。
実際、そのページをクリックしてみても、ページ内に上記の文言は見当たらない。
メタディスクリプションに記載してスニペットで表示させているためだ。
このことが直接サイトリンク表示にどう影響しているのかしていないのかは不明だが、このスニペットによって、『自動車』というページは、国土交通省サイトの中の『自動車』というタイトルのページだということがわかる。

サイトリンク表示例
国土交通省のサイトリンク例


できることならサイトリンクを表示させたいというのはサイト管理者の願いだろう。

しかしながら、このリンクを表示させるかさせないかは、基本的にGoogle任せであり、サイト管理者側ではコントロールはできない。

サイトリンクは、ユーザーの役に立つと Google が判断した場合のみ、検索結果に表示されます。

Google検索セントラルより

同じページであっても、ユーザーのクエリによって表示されたりされなかったりする。

サイトリンク表示の仕組み

サイトリンクが表示されるためには、ユーザーが検索した対象のクエリで、圧倒的1位を獲得していることが前提となる。
そのため、サイト名やブランド名での検索では、指名サイトのサイトリンクが表示されやすいということになる。

また、表示されるリンクについてはアルゴリズムによる自動生成なので、どのページのリンクが表示されるかはサイト運営側ではコントロールできない。
とはいえ、サイトのグローバルメニューがサイトリンクに採用されるケースが多いようだ。

サイトリンクを表示させるための対応

サイトリンクは、サイト管理者側でコントロールできるものではなく、Googleのアルゴリズムによって生成される領域のことだ。
とはいえ、アルゴリズムであるから、表示確率を高めるためにやるべき対応はある。

サイト内の構造やナビゲーションをGoogleが理解しやすいように最適化する

Google 検索セントラルサイトでは、『サイトリンクに関するおすすめの方法』として以下の記載がある。

・ページのタイトルや見出しに使用するテキストは、有益で関連性が高く、簡潔なものにしてください。
・ユーザーがページ間を移動しやすいように、論理的な構造でサイトを構築してください。また、重要なページに対して、関連する他のページからリンクしていることを確認してください。
・内部リンクのアンカー テキストは簡潔で、リンク先のページに関連するものにしてください。
・コンテンツの繰り返しは避けてください。

Google 検索セントラルより


サイト内の構造やナビゲーションの最適化は、サイトリンクを表示させる目的というよりは、サイト管理者であれば当然気にするべき内容だ。
例えば、

  • 各ページのh1やタイトルタグ
  • 内部リンク構造

などの要素が挙げられる。
内部構造の基本を整えることでGoogleがサイト内やページの構造を理解し、クエリと関連が深そうなページをサイトリンクに採用してくれる可能性が高まる。

  • サイトのどのページからもアクセスできるリンク

これは先に挙げたグローバルメニューやフッタメニューなど、通常どのページからもアクセスできるリンクのことで、そういったリンクがサイトリンクに採用されることが多い。

サイトリンクを表示させたくないページ

サイトリンクの表示を、サイト管理者がコントロールできないのと同じように、表示させないためのコントロールもまたできない。
サイトリンクは、クエリに関連性あるページが採用されるため、関連性が低いページは表示されにくい。

どうしても表示させたくない場合は、

  • noindexタグなどで対象ページをインデックス対象から除外する
  • ページ自体を削除する

上記対応は、サイトリンク以外の検索にもヒットしなくなるので注意が必要だ。

サイトリンクとミニサイトリンクの違い

ミニサイトリンクは一行サイトリンクとも呼ばれ、検索結果のメインページの下に小さく一行で表示されたパンくずリストのようなリンクのことだ。
サイトリンクに比べると、検索結果の画面占有率はそれほど大きくはないが、ユーザーにとって有益と思われるリンクが表示される点では目的は同じものだ。
ただし、サイトリンクは、検索結果のリンクページとは別のページが表示されるのに対し、ミニサイトリンクは、それに合わせてページ内の見出しがリンクになることがある。

ミニサイトリンク例
東京国際マラソンでのミニサイトリンク例

エントリースケジュール、一般エントリー受付開始など、いかにもユーザーに役立ちそうなリンクが小さく表示されている。
ユーザーが何について調べたいのかをGoogleのアルゴリズムが先回りして表示させているのがお分かりだろう。

最後に・・・

サイトリンクは、検索クエリで圧倒的1位であるというのが前提条件だ。
サイトリンクを表示するかしないかはGoogleのアルゴリズムが判断するため、サイト管理者でコントロールすることはできない。
ただし、Googleのコンテンツガイドラインにあるように、サイトの内部構造、ナビゲーションなどの最適化によって表示される可能性を高められる。

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