WordPressで「500 internal server error」という悪夢からの脱出手順

500internal-server-error

2015年12月25日、悪夢は突然やってきた。サンタどころの話じゃなくなった。浮足立った足が滑り出した。
その悪夢の名は「500internal server error」
悪夢としたが夢ではなく現実に起こった。

500エラーの責任の切り分けに「Readme.html」へのアクセス確認

2015年12月25日、何気なく確認した自分のサイトが500エラーを吐いていた。
WordPressでマルチサイト化していくつかのブログを運営している。マルチサイトの礼儀正しいところは、すべてのサイトでエラーになること。
「いやぁ、ロリポップさん、やってくれてますねぇ」と半ば他人にその非を押しつけて冷静を保とうとする。
エラーが発生した時に一番大切なことは、まず落ち着くこと。それはよくわかっている。落ち着くためには他人の責任にするのが一番。
しかしそれが3時間、4時間となってくるといささか冷静ではいられなくなる。誰かの責任にしても問題は解決しない、もちろん。
まず、WordPressの「readme」ファイルにアクセスしてみた。
WordPressのインストールディレクトリには、それのシステムとは関係がない「readme.html」というファイルが存在する。
無事アクセスができた。
無事アクセスができてこれほどガッカリしたことはない。なぜならこれによりロリポップの責任じゃないことが証明されたからだ。

htaccessの記述ミス?

htaccessファイルの記述ミス?
いや、htaccessはいじってない。それとも時間差で500エラーはやってくるのか?
いくら時間差とは言え、htaccessをいじったのは1週間以上も前の話だ。
それでも一応確認してみる。どこもおかしいところは見当たらない。いや、正常に見えて小文字が大文字になってる?変なところでスペースが入っている?
htaccessファイルには、悪いロボット達のアクセスを拒否する記載がある。
「これじゃ、悪いロボットどころか誰もアクセスできないじゃ・・・」
試しに別ディレクトリーを作ってWordPressをインストール、マルチサイト化し、そこでできたhtaccessをコピーして500エラーサイトにあててみた。
「500internal server error」無情!!

エラーが出たときはプラグインを疑え!

エラーが出たときはプラグインを疑え!
これもWordPressを運営している人の鉄則のようなもの。プラグイン疑え!オリジナルテーマを疑え!
でも本当に疑うべきは自分自身!
まず最初に疑ったのは「ALL in one SEO」というプラグイン。
このプラグインは過去に何度かエラーを吐き出す原因となったデキスギルヤンチャモノ。いつもはリスタートをかけると解消するのだが、今回は管理画面にすら入れないのでFTPで同プラグインフォルダーをリネーム。
「500internal server error」がーん!
お前の責任じゃなかったの?「ALL in one SEO」・・・お前の責任であってほしかったぉ。
次は「WP-Member」という会員サイト用のプラグイン。名前からして怪しい!即刻リネーム。
「500internal server error」チリンッ!

アクセスログでエラーが発生した時刻を特定する

ロリポップの会員ページから「アクセスログ」をダウンロードして、エラーが発生したおよその時間を調べる。
するとある時間からアクセスがない。ここかぁ。
この時間になにかやったかなぁ?
記事も書いてないし・・・。
「あっ!」
なんかのプラグインをバージョンアップしたかも知れん?!
ふたたびFTPでプラグインフォルダーまで震える手でアクセスしてみる。
フォルダーの更新日時を見ると、アクセスがなくなった同時刻に更新されているプラグインを発見。
「EWWW Image Optimizer」プラグインのフォルダーがその時刻に更新されている。(2.5.6にバージョンアップしている)
「まっ、まさか!!」この子がこんなことをするなんて・・・。
「500internal server error」の原因は君のバージョンアップのせいだったのか?!
「EWWW Image Optimizer」フォルダーをリネーム。
サイトにアクセスすると、今までのことがなかったように正常表示!!!
「EWWW Image Optimizer」プラグインは画像を最適化してくれるもの。

まとめ

教訓として、ある程度正確なエラーの発生時刻をアクセスログから突き止める。
その同時刻に自分が何かしてないか冷静に思い出してみる。FTPでファイルやフォルダーの更新タイムを調べる。
今回の500エラーの原因となったプラグインは、ただ単に正常にバージョンアップできなかっただけなのかも知れません。
プログラム自体にエラーがあったのかなかったのかはわかりませんのであしからずです。

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