スガキヤラーメンは安くて旨い庶民派の名古屋めし!

スガキヤラーメン

名古屋出身(実際はお隣の一宮市)のなかむらにとって、スガキヤのラーメンはまさにソウルフード。
子供の頃の、たまに家族で行く休日のデパートでの食事は決まってスガキヤだった。
学生時代のたまり場もスガキヤ。
そう言えば、女の子と初めて食事をしたのも確かスガキヤラーメンだった。
飲食業界では、”子供の口に入れたら勝ち”というのがあるらしいが、安くて旨いというしっかりとした基盤があっての勝ちなのだ。

スガキヤラーメン

物心ついた頃にはすでにスガキヤがあった。
スーパーやデパートの中への店舗展開だったため、家族での買い物ついでの食事は決まってスガキヤだった。
スガキヤのスープは豚骨と昆布や魚介からとった和風とんこつ味。
まさに刷り込まれた味ということになる。
スガキヤ店舗

※ 画像はイオン浜松西店のスガキヤです

ラーメンの値段の安さ

スガキヤラーメン1杯の値段は、コーヒー1杯の平均価格を参考にしているという話を聞いたことがある。
コーヒー1杯の値段でラーメンが食べられるとあって、まさに庶民派の我が親からしてみたら、スガキヤラーメンは子供に食べさせるにうってつけの激安フードだった。
そして、価格の安さだけではなく、なによりも旨い。
我が家では、トッピングは禁止で、そのかわりラーメンを2杯食べて良いという決まりがあった。
質より量を優先する家庭だったが、2杯食べていいというのは子供心にもありがたい申し出だった。
その頃の値段は170円ほどだったと記憶している。
それが200円オーバー(確か210円)になった時にはいささかショックを覚えた。
現在は320円だが、それでもスガキヤラーメンの安さは時代と共に健在だ。
スガキヤラーメン320円

出来上がりを知らせるベル

スガキヤでは、カウンターで注文をすると、番号のついたベルを渡される。
そのベルが鳴るまでフードコートの好きな場所に座って待つというシステム。ただし、セントラルキッチンの為、待ち時間はそれほどかからない。
ベルが鳴ったらそれを持って出来上がったラーメンを取りに行く。水も、箸もスプーンフォークも自分で取る一貫したセルフサービス。
それほど混雑しなければおばちゃん店員さん独りでも十分回していける。
番号がついたスガキヤの呼び出しベル

ラーメンフォークというエコなアイディア

スガキヤのスプーンには、先っちょがフォークになっている。
箸を使わずに食べられるラーメンということらしいが、名古屋人でもそれを使って食べている人を見たことがない。
今でこそ右左の両利き用にデザインが変更されているが、以前は右利き用のみだった。
ラーメンフォーク
右利き用の時に不思議に思っていたのが、右手で箸を使い、左手にラーメンフォークを持つと、どうもスープがススリづらかった。
箸と持ち替えて使いなさいということだと思っていたが、これはそもそも使い方を間違えていたわけで、箸を使わずにラーメンフォークで、ラーメンとスープをいただく為に作られたエコなアイディアものらしい。
ただし、ラーメンフォークでラーメンを食べている人にお目にかかったことはない。
それもあってか、スガキヤでは使い捨ての割り箸から、いつからか普通の箸に変更されている。
ラーメンフォークで食べるラーメン

スーちゃん

昭和33年に誕生したというスガキヤのキャラクター「スーちゃん」。
右手にラーメン、左手にソフトクリームを持った、なんとも欲張りで愛らしい彼女を見ると、同時にラーメンの映像が脳裏に蘇ってくる。
お腹が空いた時に彼女を見ると、高い確率でスガキヤラーメンという選択になる。
スガキヤのキャラクター「スーちゃん」

スガキヤラーメンは胡椒とセット

スガキヤラーメンで胡椒の味を覚えたと言っても過言ではない。
そしてその量は、回を重ねるごとに増えていく。それほどスガキヤラーメンと胡椒の相性は抜群だ。
そのおかげでスガキヤ以外のラーメンでも大量の胡椒を入れないと気がすまなくなった。
胡椒なしのスガキヤラーメンはもはやありえないとさえ思っている。
ラーメンと胡椒の相性バツグン

最後に・・・

幼少期から思春期までをスガキヤとともに歩んできたと言っても過言ではない。
そして、社会人になってもその魅力は衰えず、今でも無性にスガキヤラーメンが食べたくなる時がある。
価格の安さはもちろんだが、黄色い独特な麺と和風とんこつスープの旨さは代えがたい。
スガキヤよりも美味しいラーメンがあるというのはもちろん知っているが、帰れる場所があるという安心感は名古屋人の特権かも知れない。

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