人間としてダメになりそうなほど便利なパスワードマネージャー「LastPass」が手放せない

デジタル化が進んで便利な世の中になってきたなぁというのも、もはや遠い昔。今やデジタルなくしては生活が成り立たないと言っても良い。
そこで増えていくのが、サイトやアプリなどの認証に使うパスワード。4桁の数字でパスワードを作るなんてのはもはや遠い昔のノスタルジック。
半角英数、小文字、大文字、記号などの組み合わせでそれぞれ一つは使わなければならないというパスワード生成ロジックに頭はパニック状態。
たった今作ったパスワードでログインしようとしても、パスワードエラーで跳ねられることもしばしば。
素敵なパスワード管理ソフトはないだろうか？
あった。パスワードマネージャー「LastPass」に出会って、人間としてダメになりそうな程の便利さをなかむらは体験している。

パスワードマネージャー「LastPass」との出会い

LastPassに出会うまでのパスワード管理といえば「ID Manager」というローカルにインストールして使うソフトウェアから始まった。パスワード管理ソフトの老舗とも言えるソフトウェアだ。
ところが、ローカルにインストールして使うソフトの為、外出先や、デバイスの違いによってパスワードを呼び出せない不便さがあった。これは致命傷に近かった。
そこで、クラウドにパスワードを保存し、外出先やそれぞれのデバイスでも呼び出せるようにと、Googleの「Keep」を使い始めた。世界のGoogleなので、セキュリティーの担保はしっかりしているだろうとの思いでの選択。
もちろんセキュリティーは確保されているのだろうが、しょせんはクラウド型のメモ帳。増え続けるパスワードによって、メモ帳に連ねられる文字列。目当てを探す手間に心が折れてきた。
世の中のサービスはパスワードありきなのだと実感させられる。

クラウド型のパスワードマネージャーという条件

外出先からのアクセス、デバイスが変わっても呼び出せるというのが条件だったので、必然とデーターをクラウド側に置くツールを探すことに。
それはすぐに見つかった。
「どこにいても、あらゆるデバイスからすぐに使えます」
LastPassとの出会いだ。

ブラウザーの拡張機能とモバイルアプリで提供

LastPassはブラウザーの拡張機能とモバイルアプリで提供されている。
もちろん、LastPassのアカウントは全てのデバイスでバックアップおよび同期されるので、場所やデバイスを選ばずいつでもパスワードにアクセスすることができる。

Google Chrome拡張機能

Google Chromeの拡張機能で利用した場合、LastPassへのアクセスは画像のアイコンから行う。

多要素認証による暗号化と復号化でセキュリティーの担保

パスワードをクラウド側で保存する為、当然それは暗号化されていなければならない。
ユーザーはメールアドレスとマスターパスワードを入力することによってアカウントを作成します。アカウントを作成すると暗号化キーがローカルで生成される仕組み。
つまり、LastPassは暗号化および復号化のマスターパスワードおよびキーはデバイス側に保管され、LastPassのサーバー側に送信される事はない。よってLastPass側からパスワードへのアクセスはできない。

LastPass使い方

LastPassはサイトのURLも記憶しているため、そのページにアクセスするだけでログインするためのIDとパスワードをフォームに自動登録してくれる。
パスワードを入力するためにLastPassの管理画面を開く必要すらない。
「生活をシンプルに。」というLastPassのキャッチコピーに感謝すら覚える。
そして「人間としてダメになっていくのではないか・・・」と一抹の不安が脳裏をかすめる。

せめてかみさんの誕生日くらいは頭で記憶しておきたい。
サイトのIDパスワード以外にも様々な情報を管理することができる。
自分の住所や郵便番号、クレジットカードの番号やそのセキュリティーコードなど。
またカスタムフィールド機能も備わっている為、IDやパスワード以外にも必要な情報があればそれ用にフィールドの追加が可能だ。

最後に・・・

デジタルによって便利な世の中になったとは言え、それによって増え続ける認証パスワード。
人間の記憶でそれを管理することはすでに不可能になってきている。
いつでもどこでもそれが使えるのがデジタルサービスの利点であるはずが、パスワードがわからないばっかりにその恩恵にあずかれないというはいささか本末転倒。
クラウドでパスワードを管理することにより、いつでもどこでもそのサービスが受けられる。その恩恵は計り知れないと思うのだがいかがだろう。